2011/10/09

伊豆断食ウィーク・初日

今日から滞在型ウェルネス施設、アイウェルネス伊豆高原で6泊7日の断食コースに参加する。朝10時半東京発特急踊り子で伊豆高原駅へ行き、迎えの車で施設まで駅から約5分で到着。予約していた新館シングルの部屋に案内される。ログハウス風のウッディな造りで、簡素ながら必要なものがすべてコンパクトに収まっていて、快適に過ごせそう。









一週間断食コースでも食事を取らないのは前半3日間だけで、その後の3日間は「補食」という、いわゆる回復食を1日2回取る。退所日の朝は普通食だ。この標準的な6泊7日の間に、さまざまな物理療法を毎日、鍼灸やマッサージなどの手技(しゅぎ)を2日に1回受ける。今回の料金はそれらをすべて含めて83,500円で、希望すれば有料で物療や手技、アロママッサージなどを追加できる。物療や手技の時間帯はあらかじめ施設側に決められている。私には運良く朝の時間帯に集中して受けられるスケジュールが割り当てられていて、午後の時間を好きに使えるのがありがたい。

部屋で着替えた後、面談室、物理療法室、鍼灸/マッサージ室がある本館へ。まず面談室で、事前に記入しておいた問診票をもとに事前説明を受け、体重測定をした。普段より4kgほどオーバー…。まぁあれだけピザを食べたらしょうがない。その後、良導絡検査を受ける。これは特別な装置で手や足のツボに微電流を通して体のバランスを調べるもので、肩コリ性であることが数値にも出た。これが最終日にどう変わるかが楽しみ。

部屋を移動し、約40分間、鍼灸と吸い玉療法を受ける。吸い玉はガラスカップを真空状態にして背中に吸着させるもので、赤黒い水玉の跡がバッチリ残った。消えるのに数日~二週間程度かかるそう。その後、ベッドが10床ほどある物療室に移り、ホットパック(おなかと背中を温める)、アルファコイル(アルファ波を誘発)、スマーティー(遠赤外線で体の芯を温める)を受ける。いずれも体がほんのり温まる感じでウトウトしているうちに終了。普段からマッサージとか好きなので、こういうのが毎日受けられるのは嬉しいなぁ。

そうこうしているうちに夕方4時になり、オリエンテーションの時間。施設や館内の案内、断食や補食の注意事項、周辺の観光案内などを聞く。初日のスケジュールはこれで終了、あとは自由だ。ここには檜の露天風呂がある。露天には週2日夕方に入ることができて、今日はたまたまその日だったので早速お風呂へ。室内の石造りの浴槽と檜の露天、いずれも4人程度でいっぱいになる小ぶりのものだけれど運良く誰もいなくて貸し切り状態。温泉なのでよく温まる。断食中はつかるのは3分くらいにするように、と言われていたが10分ほど気持ちよくつからせてもらった。

最初3日間の断食中はお茶と水のほか、ビネガー酵母液というジュースのようなものを取る。








薄めの梅酢のような味でわりと美味しい。これは一日一瓶(800ml程度)だけなのでチビチビと大事にいただく。これで少しの甘みと酸味が取れるので、夜になっても思ったほどおなかがすくわけではない。胃が空っぽの感覚はあるけれど、何か食べたいなぁという感じはない。ただ、水分ばかり取っているのでやたらトイレが近い。でも新館は各部屋にトイレが付いているから大丈夫なのだ。

この期間はそもそも休暇のつもりでのんびり過ごそうと思っていたけれど、依頼は決して断らないのがフリーランスの性分で、結局普段以上の仕事を持ち込むことになった。自由時間はほとんど仕事になりそう…。断食で感覚が冴えて作業がはかどるといいんだけれど。